幼児期後期


ここのページでは幼児期後期として、4歳〜就学前までの
子どもの発達段階とその時期の子どもの接し方をお話します☆

この時期は、大体の身の回りの事をこなせる様になる一方で
お兄ちゃん・お姉ちゃんへと成長する過程で、赤ちゃん返りも見せる時期でもあります☆
突然、べったりくっついてきたり、「抱っこ!」「できない!やって!」と言ったりと、反抗している様に見えたりもします。

そんな幼児期後期はどういった育ちなのでしょうか??




幼児期後期の発達段階

身体の成長 心の成長
4歳児 全身のバランスを取る力が発達して、
 より運動量が多くなります。

〜しながら〜するという動きも上手にできる様になります。
(ケンケン・はさみ・うさぎ跳びなど)
他の人から見られている自分を考えられる様になります。

自分と他人の区別がはっきりとつけられ、自我がはっきり
 してくると、もっとこうなりたいという葛藤が出てきます。
 この準備として、赤ちゃんがえりを見せることもあります。

他人の気持ちに気づき、他人の気持ちを考えられる様に
 なっていきます

自分の気持ちだけでは通らない時、少し自分を抑えたり、
 我慢も出来るようになります。

就学前まで 幼児期の完成期とも言われます。
 大体6頭身となり、体つきも顔つきも児童となります。

身の回りの事も自分で出来るようになり、大人は見ていて
 安心できると思います。

難しい運動も可能となり、縄跳びなども出来る様になる。

手先の器用さはさらに増し、字なども書ける様になる。
 また、あやとりなどの指先の器用さも求められる様な
 遊びも可能となります。
なぜいけないのか?など、
 物事に対して自分なりの考えを持てる様になります。

これをこうしたらこうなる、などの行動から結果までの流れ
 を考えられる様になります。

自分や他人を批判する力もついてきます。
 何か問題が起きた時、自分で解決しようとします。

あまり好きではない事でも気持ちを抑え、やらなければ
 いけないと我慢して行動することも、出来る様になります。

相手の気持ちがどうであるのか考え、
 その上で自分の気持ちを伝えられる様になっていきます。
 相手はこう思うからこうしないという様に、相手を思いやる
 気持ちは強まります。

大きくもないけど、小さくもないという中間的なものを
 理解できる様になります。
 それと一緒に、前・横・後ろから見た何かという様に
 立体的に視点を変えられる様になります。







幼児期後期の接し方

4歳児 赤ちゃんがえりですが、次のステップに向かう為の準備体操だと思ってくださいね☆
 もっとこうなりたいけど…と葛藤する中で甘えたい自分もいる。大きくなると甘えることも恥ずかしい。
  
  そんな時、スキンシップを多く取ってあげてくださいね☆一緒に寝たり、時に抱いてあげたり…
 もうお兄ちゃんお姉ちゃんなんだから!と離れるのではなく、まだまだ子どもなんだと暖かく接して
 あげてくださいね☆
 
きっと何か子ども達それぞれに得意なことがあるはずです☆
 ケンケンが上手・虫を取ることが上手・優しい気持ちが一番などなど…
  
  そのこが輝ける物を大きく褒めてあげてくださいね☆出来ないことを出来る様にしていくことも
 もちろん大切ですが、それだけ見ていては子どもは自信をなくしてしまいます。
 得意なことを褒めて、違う部分を頑張る力としてあげてくださいね☆

子どもにルールを守らせるには、大人にもそのルールを守る必要があります。
 子どもに言ったことは一貫性を持ち、身をもって子どもに見せてくださいね☆
 「だって、〜だってこうしたでしょ!ずるい!」と子どもは見ていますから☆

就学前まで なぜダメなのか?自分で自分なりに考える力がついてきています。だからこそ、きちんとした説明
 でなければ子どもは納得しません。曖昧な返答ではなく、こうであるとした大人の芯のある説明をして
 あげて下さい☆

考える力がありますので、何かいけないことをしてしまった時、考える場所という様なところを作り、
 自分で何がいけなかったのか、どうするべきだったのかなど、考えさせる事も良いと思います。
 すべてこうだからこうで…という様に大人が説明するのではなく、考えさせ、少しでも自分で気持ちを
 整理させるという様な方法も良いと思います。

言う事も大人びてきます。時に生意気を言い、私達大人も感情的になってしまったり、
 子どもにダメと言っていた事をしてしまったりする事もあります。
 そんな時、大人は真摯に子どもに謝る事も必要ですね☆そういった大人の姿勢を見て、子どもは
 正直にまっすぐ育っていくのだと思います。

興味がある事は、質問期の様に聞いてきます。この時期は、わかりやすい様にきちんとした説明をして
 あげてください。本などの資料を一緒に調べるなども良いと思います。

※あくまでも目安です!個人差があります☆※



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